「素直が一番!」って言うやつ全員シバく

「素直が一番!」って言ってくるやつをシバきたい人間のブログです。

タイトルの話。

タイトルの由来の話。

これは就活中に出会ったとある就活カフェの主宰に由来している。

僕の人生史上でもまれにみる、心底むかつく野郎だった。

そのむかつき度があまりにあまりだったため、僕は彼をモデルにした登場人物が出てくる芝居を書いた。主人公やヒロインよりも先に、最初に作った登場人物だ。つまり、その芝居自体が彼の姿勢と思想に対する僕なりのアンチテーゼと言っても過言ではない。

 

実は「素直が一番!」というのは直接彼の口から出た言葉ではないのだ。近頃世間でちやほやされ、特に就活の面接アドバイスで必ずと言っていいほど使われる文句。「愛してる」くらいありふれた言葉だ。

「素直が一番!」だけなら、まだサワヤカな感じがしてまだマシ。旅行から帰ってきたお母さんが家の玄関を開けて荷物を置くなり「やっぱり家が一番!」と言うような清々しさがある(旅行全否定のようで、家族サービスのお父さんには気の毒っちゃ気の毒だが)。むかつく野郎はこの文句をさらにむかつくアレンジをしていて「なんで素直じゃないの?」と言っていた。知るかボケナス。

「なんで素直じゃないの?」というのはずるい質問だ。だって僕には選択肢がない。僕が素直かどうかを判断するのはむかつく野郎(以下、むっちゃんとする)だけなんだから。とはいえ、この話は長くなるので、また今度にしよう。むっちゃんは腹立つヤローだが、むっちゃんとの出会いは僕の脳みそをかなり刺激した。

 

で、ブログのタイトルの話だ。

ブログ名を考えるときに、「こじゃれた名前がいいけど、あまりに狙うとスベるし、かといってシンプル過ぎてもかえって奇をてらっている気がしてスベりそう」というはいだせない落とし穴にはまっていた。面倒になってきて、もうブログなんて作るやーめよ、とまでなった。そのときに、ふっとこの文句が浮かんだ。意外としっくりきたのでそれにした。

念のため言うが、「こ、これやー!!」となったわけではない。「こんなかなあ。あ~どうだろう。まあまだマシかなあ。これでいいかあ。いいよなあ。うん、まあ」みたいな一人脳内会話を経たうえで特にこれといった決め手なく決めた。だいたいそんなもんだ。腹が減ってるわけでもないのに入っためし屋のメニューのように。ギョーザセットとから揚げセット、どっちでもいいし、ギョーザを選んだからといってから揚げを憎悪しているわけではない。一番近いのは松屋かな。松屋のメニューで「これやー!!」って決めることはかなり少ない。ブタ焼肉の定食を選ぶ感じ。近い、かなり近い。

そんなわけでまったく愛着なく決めたタイトルだけど、キャッチーだし、今っぽいし、僕の人間性も伝わるし、『「素直が一番!」って言うやつ全員シバく』って言うのが一番素直ってのも深いっぽくて良いし、意外と気に入ったかもしれない。キュウソネコカミのアルバム「10代で出したかった」みたいでいいじゃん。「天才でごめんなさい」みたいでもある。会田誠あんま好きじゃねえけどよ。

 

さあ飽きてきたぞ。正確には書きたいこと書けることはたくさんあるんだけど、それを構成する体力がなくなってきた。発想は布団の上でもできるけど、構成は体力だ。

 

おやすみなさい。また。